
姿勢が変わる、人生が変わる|自分の芯で立ちたい人へ|インナーマッスルスラリ立ち
こんにちは。
贅沢メソッド DENBAヨガ ヨガとボディートークektan です。
高2男子と小3女子のママで、ADHD気質のあるHSP。
ヨガ指導歴19年、これまでにのべ12万人以上の悩める人たちとヨガをしてきた、1972年生まれ、50代 現役ヨガインストラクターです。
私自身も、長年悩んできました。
上半身に比べて大きい下半身、外腿の張り出し、前もものモコッとしたふくらみ、反り腰、ピーマン尻、
いつの間にか少しずつ緩んできたお腹、くびれがぼやけてきたウエスト、
内巻き肩、猫背…。
ヨガイントラなのに!
何をしても変わらなかった体型が、あることをきっかけにスルスルと整いはじめたんです。
それは「立ち方」を根本から見直したこと。
筋トレでもなく、ストレッチでもなく、“感じること”を取り戻すことでした。
かつて私は、1回500円のママヨガのチラシすら配れないほど、自信がありませんでした。
でも、“ちゃんと立つ”ことで、体だけでなく心も変わっていきました。
コロナ渦で変化した生活の後、歩けないほどの膝痛・坐骨神経痛・腰の違和感に悩んだ経験を経て、
今は、「立つ」ことが人を根っこから変えると確信しています。
この記事では、
そのきっかけとなったインナーマッスルのスイッチの入れ方や、
スラリと立つ感覚、
さらに、その先にある人生の整い方までを丁寧にお伝えしていきます。
*
子どものこと、家族のこと、仕事のこと——
いつも誰かのために動いてきた。
気づけば、鏡に映る自分の姿にちょっとびっくりする。
「あれ?なんか、姿勢が変わってきたかも」
「気をつけて立ってるのに、腰が疲れる」
「呼吸が浅くて、なんだかずっと力が入ってる感じがする…」
「あちこち、いつもどこかが痛い」
「こんなに弛んで、誰!?」
そんなふうに感じたことはありませんか?
わたしたちの体には、【中心】となる筋肉があります。
それが、インナーマッスルと呼ばれる深層の筋肉。
その中でも、特に大切なのが 「腸腰筋(ちょうようきん)」という筋肉です。
この筋肉がやわらかく、しなやかに働いてくれると
-
お腹が引きしまって
-
ヒップラインも上向きに
-
背すじも無理なくスッと伸びて
-
長い首、滑らかな肩のライン
-
パンツが似合う脚で颯爽と歩いて
-
呼吸がゆったり、気持ちも落ち着いて
-
自然に口角が上がってくる
まるで、“内側から支えられている”ような安心感が体に戻ってきます。
「がんばる」ことより、
「ちゃんと感じてあげる」ことが大事だった——
今まで、自分の体にしっかり向き合う時間が取れなかったとしても、
もう遅いなんてことはありません。
ここで紹介する「インナーマッスルスラリ立ち」のワークは、がんばるものではなく、
“感じる”ことを取り戻す、やさしい体との対話です。
こんな方へおすすめです
-
最近、姿勢の崩れが気になってきた
-
お腹やヒップラインが変わったと感じる
-
首こり、肩こり、腰痛、膝痛、いつもどこかが痛い
-
呼吸が浅くて疲れやすい
-
自分の体の“芯”を知りたい
-
もう一度、自分のために体を整えたい
こんな内容をお届けします
-
「インナーマッスルとは? まずは体の地図を知る」
-
「腸腰筋ってどこ? なぜ“姿勢”と“心”に影響するの?」
-
「ストレスと姿勢の深い関係」
-
「インナーマッスルスラリ立ちへの準備ストレッチ」
-
「内腿をそっと引き寄せて、真ん中に戻る練習」 など
▼自分の中心に、戻るための一歩
このnoteのスタンスは、“整えること”より、“思い出すこと”。
自分の内側にあった“軸”を、もう一度やさしく見つけていく時間を——。
はじめに|鏡に映っているのは誰?
「えっ、これ私…?」
写真に写った自分の姿に、ふとショックを受けたことはありませんか?
・ぽっこり出たお腹
・なんとなく短くなった気がする首
・もたつく膝上のお肉や、張り出した太もも
・曲がってきた脚
・下がってきたお尻
・猫背で背中が丸まり、老けて見えるシルエット
それ、年齢や体重のせいだけじゃなく、
実は“立ち方”が原因かもしれません。
このnoteでは、
「インナーマッスルを使って“スラリと立つ”方法」をお伝えします。
これは、ただ姿勢を整えるだけでなく、あなたの身体の芯と心の軸を取り戻すレッスンです。
ほんの少し体の使い方を変えるだけで──
-
お腹が引き締まり、ウエストラインがスッキリ
-
膝や脚のラインが整って、パンツが似合うように
-
首がスッと長くなり、姿勢が美しく
-
肩こり・腰痛・膝痛の軽減にもつながり
-
鏡に映る自分に、ちょっとだけ自信が持てるようになる
そんな変化が、
気づき始めた40代、焦りが本格化してきた50代からでも
しっかり起こります。
そして嬉しいのは、体が変わると気持ちまで変わってくること。
「今日、ちょっとおしゃれして出かけようかな」
そんなふうに人生の主役を、もう一度“自分”に戻せる力が、体の奥に眠っているんです。
疲れたら座ればいいし、崩れたらまた立てばいい。
このnoteが、あなたにとって「もう一度、自分の足で立つ」小さなきっかけになりますように。
セクション1|ちゃんと立ててる?
あなたは今、「ちゃんと立って」いますか?
…そう聞かれて、「えっ?」と思うかもしれません。
だけど、本当に立てている人って、実はとても少ないんです。
立っていると、すぐに腰が疲れる。
片足に体重を乗せがちで、気づけば猫背。
鏡に映った姿にハッとして、慌てて背筋を伸ばす。
写真に写った自分が“ずんぐり見える”のは、年齢のせいだと思っている…。
もし、こんなことにひとつでも心当たりがあるなら、
あなたの「立ち方」にはちょっとしたズレがあるかもしれません。
でも、それはあなたのせいじゃない。
実は、体の“内側の筋肉”がうまく使えていないだけなんです。
わたしたちは、日常の動作の中で
大きくてわかりやすい「アウターマッスル(表面の筋肉)」ばかりを使いがちです。
でも、それだけでは体は本来のバランスを保てません。
本当に必要なのは、
内側の深い場所で、そっと姿勢を支えてくれている 「インナーマッスル」。
このnoteでは、そんな 眠っている筋肉を“感じて、起こす方法をお伝えしていきます。
ムリに姿勢を正そうとしなくても、
芯からスッと立てると、呼吸も、気持ちも、体型すらも変わっていきます。
立ち方が変わると、
あなたの“あり方”も、少しずつ変わっていくはずです。
ここからは、“立つ”ことの仕組みを一緒に見ていきましょう。
セクション2|インナーマッスルとは?
——体の“芯”を目覚めさせる、深い筋肉たち
「インナーマッスル」──なんとなく聞いたことはあっても、
「実際、どこにあって、何をしてるの?」と聞かれると、ちょっと曖昧。
実はこの筋肉、
わたしたちの姿勢・バランス・疲れにくさ・若々しさを支えている、まさに“縁の下の力持ち”なんです。
とくに注目してほしいのが、「腸腰筋(ちょうようきん)」と呼ばれる一群。
腸腰筋は、以下の筋肉で構成されています
-
大腰筋(だいようきん)
→ 腰の背骨(腰椎)から大腿骨の上部に向かって伸びていて、”上半身と下半身をつなぐ“体幹の軸”のような存在。 -
腸骨筋(ちょうこつきん)
→ 骨盤の内側から始まり、大腿骨につながっていて、骨盤と脚の動きをスムーズに連携させる働きがあります。

腸腰筋=ピンクの部分大腰筋、青の部分腸骨筋
この腸腰筋がしっかり働いてくれていると、
✔︎ お腹が自然と引き上がる
✔︎ 骨盤が安定して、脚が軽やかに前に出る
✔︎ 背骨がまっすぐになり、姿勢が整う
✔︎ ヒップが上がり、脚が長く見える
……という、まさに**「スラリ立ち」の条件**が自然と整ってくるんです。
逆に、腸腰筋がサボっていると──
-
お腹が前に出て、反り腰に
-
外腿や前腿ががんばりすぎて太くなる
-
脚が前に出づらく、つまずきやすくなる
-
肩が丸くなって、首や肩がガチガチに
-
上半身が不安定で、呼吸が浅くなる
そんな“なんとなく疲れる毎日”が積み重なってしまうのです。
でも大丈夫。
このnoteでお伝えするステップを通して、
インナーマッスル=腸腰筋を目覚めさせ、使える体を目指していきましょう。
道具もきついトレーニングも不要。
“立ち方”を少し変えるだけで、体が変わる。
そして、体が変わると、自然と心も前向きになっていきます。
さらに大切なのが、
腸腰筋と“呼吸の主役”である「横隔膜(おうかくまく)」がつながっているという事実。

ピンクの部分が腸腰筋(大腰筋&腸骨筋)、青の部分が横隔膜
腸腰筋は、腰椎(腰の背骨)のあたりからスタートして、
ちょうどそのすぐ上に横隔膜がドーム状に広がっています。
この2つの筋肉は**「コア(体幹)」の中で連携し合い、姿勢と呼吸を支えるセット**のような存在なのです。
大腰筋が働くと、自然と横隔膜も伸びやかに動きやすくなり、
逆に横隔膜がしなやかに動けば、腸腰筋も活性化されやすくなります。
つまり、「ちゃんと立てている人」は、
同時に「ちゃんと呼吸できている人」でもある。
呼吸は、人生の新しいものを受け入れ、古いものを吐き出していくめぐり。
このつながりが生まれることで、
ただ姿勢が整うだけじゃなく、呼吸が深まり、心まで落ち着く──そんな全身の調和が起こっていきます。
体の“芯”を目覚めさせるとは、
ただ筋肉を鍛えることじゃない。
呼吸と共に、生き方を整えていくことなのです。
次の章では、
実際に「腸腰筋を使って立つ」ってどういうこと?
──という部分を、わかりやすくご紹介していきますね。
セクション3|スラリ立ちの仕組み
——内腿から“芯”を目覚めさせ、スッと伸びる体へ
「スラリ立ち」って、どうやってやるの?
姿勢を良くしようと背筋をぐっと伸ばすのとは、ちょっと違います。
まず目覚めさせたいのが、
**大腿骨(太ももの骨)の内側上部についている「腸腰筋」**です。
この腸腰筋は、大腿骨(太腿の太い骨)を引き寄せ合うような動きで、自然とスイッチが入ります。
ポイントは、骨盤をギュッと締めるのではなく、腿のしっかりした骨である大腿骨を静かに集めるような感覚。
イメージとしては、両内腿の真ん中にやわらかいクッションをそっと挟み、それを押し合うような動き。
このとき、もう一つ注目したいのが
「骨盤底筋(こつばんていきん)の反応です。
大腿骨上部をを引き寄せることで、骨盤の底にある筋肉たちも自然と引き上がってきます。
骨盤の底が“ハンモック”のようにふわっと持ち上がると、
体の奥から全体が支えられるような、軽やかな感覚が生まれるのです。
結果として、
骨盤が安定し、腰の反りがふわっと緩み、背骨がやさしく立ち上がる。
「がんばって立つ」のではなく、“自然と立たされる”感覚になります。
嬉しいおまけを二つ紹介しますね。
骨盤底筋が引き上がってくると、内臓が正しい位置に導かれて活動がスムーズに。
また、気になるマイナートラブル 尿もれも解消。
さらに、頭頂部が上からそっと引っ張られているようなイメージを重ねてみてください。
すると、大腰筋がしなやかに縦に伸び、体の軸がすっと通ります。
この”大腿骨を引き寄せ、骨盤底から引き上がる感覚”こそが、
スラリ立ちの根本的なチューニング。
呼吸も深まり、肩の力も抜けて、
内側から支えられている安心感が、全身に広がっていきます。
一度この感覚をつかめると、
歩くのも座るのも、まったく違う体感になるはず。
そしてその“静かな芯”が、あなたの体と心の両方を支えてくれるようになるのです。
「スラリ立ち」は、“正す”ための姿勢ではなく、
“今の自分を感じる”ためのマインドフルな時間です。
いつだって「スラリ立ち」を感じることで、自分の”芯”に戻ってくることができます。
スラリ立ち・プチ実践ガイド
——3分で、あなたの“内側の支え”を感じてみましょう
ここで少し、実際に体を使って「スラリ立ち」の感覚を試してみましょう。
道具は何もいりません。裸足 or 靴下でOKです。
できれば鏡の前や、静かな場所で行うのがおすすめです。
【STEP1】足を揃えて立つ
-
こぶし一つ分の隙間をあけ つま先を正面に向けて立つ(”V”でも”ハ”でもなく、両足の隙間は平行)
-
踵の上に足首、その真上に脛があるようにセット
-
膝頭が正面を向くようにイメージ
-
膝は後ろに押さず、自然に
【STEP2】大腿骨を“そっと押し合う”
-
両太腿の骨の間にやわらかいクッションがあるとイメージ
-
それを「そっと押し合う」ように、左右の内腿を引き寄せ合います
▶︎ このとき、力みすぎず「静かに引き合う」感覚がポイント
▶︎内腿のお肉を引き寄せるのではなく、脚の中心にある骨を引き寄せる
▶︎ 骨盤の底(骨盤底筋)がふわっと引き上がる感じがあればOK
【STEP3】頭頂部を上に引き上げるイメージをプラス
-
大腿骨が引き合ったら、頭のてっぺんが“空から糸で吊られている”ような意識を加えてみましょう
-
首が長くなり、背骨がやさしく伸びて、肩がふっと下がってきたら成功
▶︎ 腰で立とうとせず、お腹の奥・内腿の奥がスッと働いている感覚に集中して。
【STEP4】静かに呼吸を感じてみる
-
そのまま、2〜3回ゆっくり呼吸してみましょう
-
横隔膜が上下に動くのを感じられたら、腸腰筋と呼吸が連動しています
どう感じましたか?
「これが立つってことかも…」と思えたら、それはもうスラリ立ちの入口に立てている証拠です。
少しの感覚が、あなたの体を大きく変えてくれます。
Before / After体感ワーク
——“なんとなく立ってる”から、“内側で立ててる”へ
スラリ立ちを身につけるうえで大切なのは、
「なんとなくのいつもの立ち方」と「インナーマッスルを使った立ち方」の違いを、自分で体感すること。
意識が変わると、体の使い方も変わります。
たった1分でできるこのワークで、自分の“今のクセ”に気づいてみましょう。
【STEP 1】いつもの立ち方をしてみる(Before)
-
両足を揃えて、普段どおりにその場で立ってみましょう。
-
このとき、スマホを見る姿勢や、電車で立っているような無意識な状態でOK。
以下のチェックポイントを感じてみてください:
-
重心はどこ?(かかと寄り?前のめり?左右差は?)
-
お腹や腰に力は入ってる?抜けてる?
-
首や肩、顎に力みはある?
-
足裏のどこで床を感じている?
-
立っていて「ラク」か「疲れる」か?
気づいたことを、ちょっと頭の片隅に置いておいてください。
【STEP 2】スラリ立ちワークをやってみる(After)
→ 前の「スラリ立ち・プチ実践ガイド(大腿骨の付け根を引き寄せて、頭頂を引き上げる)」を実践します。
→ ゆっくりと2〜3呼吸して、全身の感覚を味わってみてください。
【STEP 3】変化を感じてみる
→ 再び「今、どんな感覚があるか?」をチェック!
-
体の軸が通った感覚はある?
-
内腿やお腹の奥が軽く使われている感じは?
-
足裏でしっかり床を捉えてる?
-
呼吸は深くなった?
-
心の状態はどう? 少し落ち着いた? 安心感がある?
ほんの少しの変化でも、大切なのは「気づく」こと。
自分の感覚に耳を傾けること自体が、もうすでにインナーマッスルのスイッチを押してくれています。
身体を正そうとするのではなく、“ちゃんと感じる”こと。
このワークを通して、あなたの内側にある“本来の立ち方”を、少しずつ取り戻していきましょう。
セクション4|できないのは、あなたのせいじゃない
「内腿を引き寄せる?」「芯で立つってどういうこと?」
もしここまで読んできて、正直よくわからない、ピンとこない、
そんな気持ちになっていたら──まずは、安心してください。
できないのは、あなたのせいじゃありません。
体が正しく働かないのは、「意識が低いから」「運動してないから」ではなく、これまであなたが、ずっとがんばって体を使ってきた結果なんです。
たとえば、歩くときや立っているときに、外腿や前腿ばかりが張っていたり、
お尻の横が硬くなっていたり、反り腰で腰ばかりが頑張っていたり──
それは、インナーマッスルが眠っていたからではなく、
代わりに“アウターマッスルがずっと支えてくれていた”から。
あなたの体は、ずっとあなたを守ろうとしてくれていたのです。
でもその代償として、本来は「芯で支えるべき重み」を
外側の筋肉が無理に引き受けて、悲鳴をあげているのかもしれません。
それを、自分の努力不足だと責める必要はまったくないのです。
むしろ、「ああ、私の外腿、ずっとがんばってきたんだな」って、
いたわってあげるところから始めてほしい。
すると、自然と体は緩み、インナーマッスルのスイッチが入りやすくなります。
ここでは、スラリ立ちの準備として、外腿・前腿の筋肉をふわっとゆるめる
シンプルなストレッチを2つご紹介します。
① 外腿のストレッチ
1.四つ這いになります
2.右膝を曲げ、脛を内側に寝かせます
3,右肩の下に右膝をセット,膝の角度は45度程度開きます
4.左脚を長く後ろに伸ばし,つま先までまっすぐ
5.左の脚の付け根を床に下ろしながら,上半身を前に倒します
6.右の外腿の伸びと左の鼠蹊部(腿の付け根)の開きを味わいながら30秒〜1分以上キープ
▶︎ ポイント:外腿,お尻の奥の方,腰の横に痛気持ちいい伸びを感じて

前足は45度くらいに曲げ脛を内側に寝かせる 後ろ脚はまっすぐ長く

そのまま前に倒れ、後ろ脚の腿の付け根を床に押し下げる
②前腿のストレッチ
1.①外腿のストレッチの状態から,上半身を軽く起こします
2.左膝を曲げて,左手で左足首を握り,ゆっくりお尻と踵を近づけます
3.左の鼠蹊部(腿の付け根)を床に下ろしながら,呼吸を繰り返し40秒〜1分キープします
▶︎ ポイント:前腿の付け根,前腿に痛気持ちいい伸びを味わって
▶︎ ポイント:「伸ばすぞ!」ではなく、呼吸で“じんわり緩む”感覚を大事に。

後ろ脚の付け根を床に押し下げながら、お尻と踵をゆっくり近づける
脚を入れ替えて,左膝を前に出し、同じようにストレッチします
どちらのストレッチも、左右差があってOK、できなくてもOKです。
大事なのは、「感じてあげる」こと。
何年もがんばってきたあなたの体に、
「もう力を抜いていいよ」「今度は“芯”で立てるようになろうね」と
やさしく語りかけるように行ってみてください。
この“ゆるめる準備”ができたら、いよいよ次は、
あなたの芯を目覚めさせる「インナーマッスルスラリ立ち」の実践に進みましょう。
セクション5|インナーマッスル“スラリ立ち”をやってみよう
いよいよここから、「芯で立つ」体の使い方を体験していきます。
でも、難しく考えなくて大丈夫。
たったひとつずつ、やさしく体に意識を向けていくだけで、
あなたの中にある“本来の立ち方”が、そっと目を覚ましてくれます。
スラリ立ち 実践ステップ
-
足幅はこぶしひとつ分。足裏全体で床を感じながら立ちましょう
→ つま先と踵の間は平行に
→ 踵の上に脛がまっすぐ、膝頭が正面を向くように
→ 親指・小指・かかとの3点で、ふわっと床を押すように -
大腿骨の上部 を“引き寄せ合う”ように軽く力を入れます
→ 骨盤の中心が内からキュッと引き上がるような感覚があればOK -
お腹の奥がスッと上に伸びていくのを感じて
→ 力むのではなく、芯が通るような「空間が生まれる」感覚 -
頭頂部を上からやさしく引っ張られているようなイメージで背筋を伸ばします
→ 顎を引きすぎず、首が自然に伸びる位置を探してみて -
肩の力をふっと抜いて、呼吸が通るのを感じながら、2〜3呼吸キープ
これが「インナーマッスル・スラリ立ち」の基本です。
体感をチェックしてみよう!
「何か、変わったかも?」そんな気づきを見つける時間です。
以下のチェック項目を、自分の体にそっと問いかけてみてください。
-
お腹の奥の引き上がりを感じられた?
-
ヒップがキュッと内側に引き上がる感じがあった?
-
肩が自然にスッと下りた?
-
呼吸がしやすく、胸まわりが広がった?
-
“ラクにまっすぐ立ててる”感覚があった?
すべて「YES」でなくて大丈夫。
ひとつでも「お?」と感じられたら、それが変化のサインです。
ミニワーク:自分の感覚を書き出してみよう
小さな変化も、あなたにとってはとても大切な気づきです。
忘れてしまう前に、自分の言葉で少しだけ書いてみましょう。
-
スラリ立ちのあと、どんな変化を感じましたか?
-
今の自分の体に、どんな印象を持ちましたか?
-
これからどんな場面で、この立ち方を使ってみたいですか?
書くことで、感覚があなたの中に定着しやすくなります。
「私はこう感じたんだな」と受け止めることで、芯のある毎日に近づいていきます。
スラリ立ち できたあなたへ
たった数分でも、自分の芯を感じて、体を調律できたあなたはすごい。
これから少しずつ、日常の中でも
「今、芯で立ててるかな?」「呼吸しやすいかな?」と問いかけてみてください。
そのひとつひとつの気づきが、あなたの「これから」を変えていきます。
次は、体と心のつながりをもっと深める、
**“呼吸と腸腰筋”の関係、そして“生きる力”としてのインナーマッスル”**について
お話ししていきます。
セクション6|腸腰筋は「心の芯」──スラリ立ちが、あなたの内側を変えていく
スラリと立って、深く呼吸をしてみる。
お腹の奥がふっと引き上がって、背すじがまっすぐ通ると、
なんだか、心もすっと落ち着くような感じがしませんか?
実はそれ、気のせいじゃありません。
インナーマッスルのひとつ、腸腰筋(ちょうようきん)は
単なる“姿勢を支える筋肉”ではなく、感情やエネルギーにも関係している筋肉なのです。
東洋医学では、腸腰筋は「腎経」という経絡の流れに属すると考えられています。
腎は、生命力・恐れ・安心感などを司る器官。
そしてそこに流れる気の道「腎経」は、ストレスや悲しみにとても敏感です。
強いストレスを受けたり、
ずっと自分のことを後回しにしてきたり、
気づけば何かを抱え込んでいたり──
そんな日々が続くと、この腸腰筋が弱くなったり、硬くなったりしてしまいます。
その結果、体の軸が揺らぎ、
「何を信じて立てばいいのか、わからない」ような、
心までぐらつく感覚が出てきてしまうことも。
けれど、大丈夫です。
腸腰筋は、いまからでも取り戻せます。
体を感じて、優しく動かすだけで、目覚めてくれるのです。
さきほどのスラリ立ちのように、大腿骨を引き寄せ合い、
お腹の奥がスッと引き上がるような感覚をくり返し味わうことで、
腸腰筋は少しずつ元気になっていきます。
そして不思議なことに、腸腰筋が元気になってくると、心も変わってきます。
・なぜか、怖くなくなる
・なぜか、自分にちょっと自信が持てる
・なぜか、まわりと比べなくなってくる
そんな「なぜか」が、心と体がつながっている証拠なのです。
スラリ立ちは、見た目の変化を叶えるだけではありません。
あなたの「芯」そのものを育て直していくレッスンです。
心も、強くしなやかに。
体も、自然体で美しく。
そんなふうに、もう一度、自分の足で立ち直っていくための「静かなチューニング」。
だから私は、ただ筋肉を鍛えるのではなく、
「ちゃんと感じる」ことを大切にしているのです。
インナーマッスルスラリ立ちは、
あなた自身の人生に、もう一度深く触れていくための、
とてもシンプルで、でもとても確かな“方法”です。
セクション7|もう一度、自分の足で立ちたいあなたへ
あなたは、これまでずっとがんばってきた人だと思います。
家族のために、仕事のために、人の期待に応えようとしながら。
そんなふうに誰かを支えてきた人ほど、自分を支えることを忘れてしまいがちです。
でも、あなたの人生の土台は、あなたの身体にしかありません。
誰かの声でも、外側のルールでもなく、
「自分の感覚」を取り戻すことから、本当の意味での自立がはじまるのだと私は思っています。
スラリと立つという行為は、
ただ美しくなるためのテクニックではなく、
あなた自身の軸と、もう一度つながるための“静かなリハビリ”です。
そのためのカギを握っているのが、腸腰筋のうちの大腰筋(だいようきん)。
この筋肉は、背骨(上半身)と脚をつなぐ唯一の筋肉であり、
ハートで描いた夢を、自分の足で歩いていくために、とても大切な存在なんです。
・姿勢が変わる
・呼吸が変わる
・表情が変わる
・気持ちが変わる
それはすべて、あなたの内側にすでにあるもの。
ただ、感じなおすだけでいいのです。
このnoteを通して、
「私にもまだ、変われる力があるかもしれない」
そう感じていただけたなら、心からうれしく思います。
そしてもし、もっと深く体感したい、自分のペースで継続したいと思ってくださったら、
ぜひ公式LINEにご登録ください。
7日間のステップ配信や、シンプルなストレッチ動画など、日常に取り入れやすいフォローをお届けしています。
あなたの“もう一度立つ”を、心から応援しています。
終わりにしないために|スラリ立ちを“習慣”にする5ステップ
どんなに大切なことでも、人はつい忘れてしまうものです。
だからこそ、「思い出す仕組み」を用意することが大事。
以下の5ステップは、スラリ立ちを日常に落とし込むための“リマインド設計”。
1つでもいいので、やってみてくださいね。
1|まず、イメージしてみよう
スラリ立ちが身についた自分を想像してみましょう。
どんな姿勢?どんな気持ち?どんな服を着てる?
そして逆に、何も変わらなかった自分も思い描いてみてください。
「どちらの自分を選びたい?」という問いが、静かなやる気を引き出してくれます。
2|「宣言」する
「私は、芯からスラリと立つことを習慣にします」と、小さくても宣言しましょう。
LINEに書く、手帳に書く、口に出して言う。
脳にとって、“言葉にする”ことは“行動のスイッチ”になります。
3|意識するタイミングを決める
-
歯磨き中
-
電車の中
-
レジの待ち時間
-
洗い物のとき
日常のルーティンに“紐づけ”しておけば、自然と立ち姿勢を思い出せるようになります。
4|見て思い出す“印”をつける
スマホのロック画面に「スラリ」と書いておく。
ブレスレットやイヤリングを“芯を思い出すお守り”にする。
鏡の角に付箋を貼る。
視覚的なトリガーは、無意識に行動を促してくれます。
5|できた自分に「気づいて、ねぎらう」
ちょっとでも スラリ立ち ができたとき、
「できたね」「私、いい感じ」と小さくでも褒めてあげてください。
この「気づいてあげる」習慣こそ、身体の芯と心の芯を同時に育ててくれます。
あなたがもう一度、自分の体と心の真ん中に立てるように。
このレッスンが、そのきっかけになりますように。
\ スラリ立ち実践編やストレッチ動画、7日間ステップ配信はこちらから /
コメント